3月28日(木)

 福島県浪江町の街並みが、Googleのストリートビューで公開された。
津波の跡が生々しく残っていて、自然の驚異をあらためて感じる。
 でも、それよりも強く“廃墟”を感じたのが、町に人がいないという“事実”だ。
生活の片鱗がまったくないことが、本当に恐ろしくとても悲しくなった。
地震や津波の被害をなんとか免れで残ったいくつかの家は、原発(事故)さえなければいまごろ掃除したり修理したりして、町の人たちが一生懸命に生活を取り戻しているころでしょうに……。
 地震や津波を人間がコントロールできないように、核反応を人間が完璧にコントロールできると思いあがっている愚かさを、あらためて実感する。そして放射能汚染は、地震よりも津波よりも恐ろしい。
 町長の 「私達は約束します。原子力災害からの復興には、長い年月と多くの人々の協力が必要です。しかし、私達はふるさとを取り戻すことを決して諦めません」というコメントに、勇気を感じ、応援したいと思った。
 二度と地球上の誰もが、原子力被害によって“ふるさとが奪われる”悲劇が起きないよう心から願う。

3月26日(火)

 お義父さんのことでケアマネジャーとデイサービス担当者、本日来てくれた訪問介護担当者と話し合った。(ついでに、住宅外周の業者さんも書類のやりとり)
 最近はまた一段と衰えてしまったのでみなさんがそれぞれ様子を報告し合い、4月からの対応など考えてくれました。
お世話になります、ありがとう。

 夜は、サッカーW杯アジア最終予選をテレビ観戦する。
後半40分くらいにベンチが写ったとき、ホワイトボードに日本語で「前半40分」なんて細いペンで書いてあるのが映り「あれ、会場内は時計がないの!?」と思ったら、やっぱり選手は時間がわかりにくかったみたい。失点シーンの相手コーナーキックも、アディショナルタイム中だと把握できなかったらしい(わかっていれば攻撃用の選手を前線に置かず、全員で守備に専念する選択肢を選んだだろう)。
 ほかにも、相手選手がいちいち挑発して監督を逆なでしたり、試合後に香川のユニホームをせがんだあげくに軽々しく扱ったり、アウェーの先例ってヤツがいろいろあったけど、まあそれらも(できれば不要だけど)経験ってことですね。
 「世界最速出場権獲得」が決まらなくてけっこう脱力感を感じつつ、わが家的には「長友がいれば2失点目はなかったかな」「本田がいれば遠藤のPKももう少し慎重だったかな」というタラレバ(笑)でした。

3月24日(日)

 怪鳥さんが光害のシンポジウムに参加したら、九州のFAS府中天文同好会メンバーも来ていたという。
いろいろ打ち合わせた結果、今夜はほかの同好会メンバーの家に泊めてもらうことになり、私が府中から車で送ることにした。

 思わぬ再会に、天文の話や世間話などして楽しかった。
そして、急な相談に乗ってくれてありがとう、Kちゃん(男性)。

3月23日(土)

 怪鳥さんが仕事から帰ってきてから、大急ぎで部屋の大掃除をして、『むぎ星』編集を始めた。
表紙(とおまけの裏表紙)はもちろん、パンスターズ彗星。FASメンバーの彗星追っかけも登場します。

 そのあと、ナビスコカップ第2節「FC東京vs鹿島アントラーズ戦」をビデオ観戦。
 両チームとも若手メンバーが多かったけど、なかでもカシマの高卒ルーキーDF植田直通選手は「負ける気はしません。(相手が好調の渡邉千真選手でも?)勝てると思います。相手を徹底的につぶすだけです」という、強気のコメント。
 でも、しっかりカズマが前半終了間際にゴールを決めて、逆転への流れを作ってくれました(^^)!
(DFとして強気のコメントはいいけど、デビュー戦くらいは先輩相手FWを尊重しプロとしての実力をはかる気持でサッカーに臨もうね)

 相手監督は「前半だけを見れば、勝ってもおかしくない試合内容でした」と言うけど、前半のうちは悪すぎだからねっ。
ポポビッチ監督の言うとおり「まるで二人少ないような前半」でしたから。後半から入ったヒガシ選手の優秀さが際立つくらい、河野選手の実力が“まだまだ”でした。

 最終的に4-2の大差をつけた勝利で、2007年6月以来の鬼門カシマスタジアムで白星をあげました(^^)V
李くん、復帰初ゴールおめでとう! ヒガシ選手、移籍初ゴールありがとう!

3月22日(金)

130322

 気象庁は「東京の桜が満開になった」と発表した。

 写真のように府中の桜通りの桜も、すっかり咲いた。
もう全然この開花スピードについていけないわ……。
もっとゆっくり咲いて、のんびり味わいたい気分なのに。

3月21日(木)

 お義母さんは、老人会で誘われた市民映画鑑賞会へ出かけた。お義母さんも息抜きしなきゃね。
『ホームカミング』はおおいに笑い、おおいに老人力を感じる作品だったらしい。

 天文学会から急いで帰宅した怪鳥さんと、最後の「パーンスターズ彗星観測遠征」にでかけた。
天候からもまた山梨の長坂方面に行くことにした。先日より早く到着したので、もう少し良い場所はないかと標高をかせいでみたが、別荘地帯に入ってしまい林を抜けられない。どんどん走っているうちに、結局富士見に到着(笑)
 時間も迫ってしまったので、いそいで畑の広がる地点で観測開始。

 彗星はずいぶん暗くなり、なかなか見つからなかった。やっと怪鳥さんがみつけて、写真撮影。
私も双眼鏡で確認したけど、ホント淡くなっていた。肉眼でもかろうじて存在を感じた(見えると言うほどでもない)。

 帰りは、実家の妹と連絡をとり、いっしょに諏訪で夕飯を食べてから帰った。

3月20日(祝)

 お彼岸のお中日。お義母さんはお墓参りに出かけた。

 お義父さんはデイサービスの日で、私がお迎えをして、コーヒーをいれてあげた。今週一つ薬を中止してから少し活発になったようで、コーヒーにもすぐ関心を見せて飲み、おやつも自分で食べた。
 デイサービスでも傾眠が少なく、ゲームなどに参加したらしい。 少しアクティビティーが上がったみたいで良かった。(でも、お義母さんへの反抗も活発になったけど(^^;)

 そんなわけで、私はお義父さんの世話、怪鳥さんは天文学会発表で、「ナビスコカップ第一節サガン鳥栖戦」はおあずけになりました。愛媛FC戦以来の春の駒沢競技場はちょっと楽しみだったけど、しかたないね(その試合で、齋藤学選手を覚えた)。

3月19日(火)

130319

 自分の通院日。安倍首相になってから、ずっと気が重かったんだけど、その心理的な動きについて説明を聞き納得した。
 社会という身近でない問題でも、それは集団心理などとして身の回りにかかわってくるわけで、家族問題と同じくらい個人にも大きなテーマになる。彼の富国強兵をめざす政策に、賛成する国民の増えること、それらすべては、私にとって生きる意義を失わせるくらい影響を与える。

 本当に、どんどん戦前になっていく。そして、その状況をメディアや国民が歓迎している。
ときどき、そんな日本も日本人も自分も見捨てなくなるけど、今月『100分で読む名著』でとりあげているフランクル『夜と霧』のように、日本に絶望しても自分の生きる意味をみつけたい。

 午後は、介護ヘルパーさんに夜の紙パンツについてアドバイスをいただく。介護のプロの助言は、ありがたいです。

 写真は、生田緑地入り口のコヒガンザクラ。ソメイヨシノよりちょっと小降りで赤みが濃い花です。
そうそう、長野県の天然記念物に指定されている高遠城趾の桜は、タカトオコヒガンザクラという固有種なんだって。

3月18日(月)

 一日中、強風が吹き、夜には雨も降りだした。
この春何度目の「春の嵐」だろう。

 府中市内でもちらほら桜が咲き出した。
でも、こんなに早く咲かれても、気持がまったく追いつかないよ。

 義父の診察は、主治医に伝えることがいっぱいあって時間がかかった。
今月に入ってから急激に耐力が衰えたからなぁ……。

3月17日(日)

 怪鳥さんは仕事で、お義母さんは講演会を聞きにお出かけ。
というわけで、本日はお義父さんの世話は(といっても、今日は昼食くらいだけど)私が行いました。

 昨日、東急東横線渋谷駅が地下になり、地下鉄副都心線が直通になった。
渋谷といえば、五島プラネタリウムの思い出。そこへ行くため渡り廊みたいな通路が印象に残ってるんだけど、すっかり変わっていくのでしょうね。

 夜、FC東京vsセレッソ大阪の試合をビデオ観戦。
佐藤隆治主審、名木利幸副審、大川直也副審だったけど、ひどい判定が続き、彼らの判定義技術レベルの低さだけを感じるゲームだった。ポポビッチ監督も「ミスというのは誰にでもあるが、成長をするためにはそれを繰り返してはいけない。われわれもレフェリーが笛を吹きやすいようにフェアプレーを心がけて協力していくつもりだ。だが、今日は判断を下す方にも考えてほしいことがあった」と、セルビア人らしく批判した。
 それにしても、スカパーの試合後インタビューではなんて言ってたんだろう。通訳の塚田さんも電波に乗せられなかった言葉が気になる。

3月16日(土)

130316

 川崎で渡部潤一先生の講演会「彗星(ほうきぼし)がやってきた!」が開かれた。
さすが渡部先生、先日のロシアの巨大隕石の話や、そのマスコミ対応で慌ただしかったことをコミカルに伝えてから、パーンスターズ彗星を紹介。聴衆はみな、ときに笑い声を上げながら、真剣に楽しく講演を聴きました。

 そして、圧巻だったのは、後半のQ&Aコーナー。
「かわさき宙と緑の科学館」の国司眞解説員が司会をしながら、会場から寄せられた質問状をまとめながら渡部先生に聞いていく。メディナになれた二人の会話は、NHKの上質な番組を見るように快適で、魅力的なトークだった。

 その後、府中市郷土の森博物館に移動して「星空観望会」の準備。
 今夜は、木星の衛星の見える数が2つ→3つ、やがて4つに変わっていく様子が見えておもしろかった。
お客さんたちも「最初に見たときに比べて、衛星が木星から出てきたのが見える!」と興味深そうに何度も見ていた。

3月15日(金)

130315


 「かわさき宙と緑の科学館」で3月のプラネタリウムを見る。今月は『春からはじまる星ごよみ』。
 今日は怪鳥さんの解説でした。

 プラネタリウム終了後、急いで怪鳥さんとパーンスターズ彗星の観測に行く。
 今日は関東の南側に雲が多いので、中央道で北上することにした。時間がないので車で走れるところまで行き、見当がつかないけれど適当なところで観測する予定。

 18時過ぎ、長坂インターで降りて清里方向に少し移動。
西の見晴らしがいい畑が続く場所にたどり着いたので、急いで三脚を立ててカメラをセット。
幸い雲や霞がなく、クリアーな空で低空まで見渡せる。

 まもなく、怪鳥さんがカメラのモニターにパーンスターズ彗星を発見した。
私も同じ場所に双眼鏡を向けたらはっきりと見えて、尾が長く伸びている様子がよくわかった。
肉眼でも見えるようになり、低い山の端に沈んでいくまで長く観察できました。

 大満足で観測を終えて、須玉で夕飯を食べてから、府中に帰宅しました。
彗星、とってもきれいでした!

3月14日(木)

 未明にコンクラーヴェ会場から白い煙があがり、新しいローマ法王「フランチェスコ1世」が決まった。
約1300年ぶり欧州以外から選ばれた法王で、アルゼンチン出身(南米初)だという。世界の平和を願いたい。

 昨日までの暖かさが一段落。でもまた、明日から気温が高くなるらしい。
まさに、三寒四温の春の変化です。

 久しぶりに灯油を入れるために庭にいたら、沈丁花の甘い香りが漂ってきた。
一枝切って、仏壇に飾ろう。

3月13日(水)

130313

 まさに「春の嵐!」。
木造のわが家など、軽く揺れるくらいの強風が吹き続けた。
今日は彗星撮影に行かないので、たまっていた用事を片付けるために出かけたら飛ばされそうなくらいだった。
庭やベランダの物は、飛ばされていた(^^;

 そんななか福岡で、ソメイヨシノの開花が一番のりで発表された。
たしかにここ数日は、桜の咲く季節以上の気温だったしネ。

(写真は昨日の観測風景。ずらり並んだ観測者の向こうに富士山)

3月12日(火)

130312


 科学館の仕事を早退した怪鳥さんをひろい、そのまま東名高速に乗って伊豆へ直行。8日と同じ目的地に着くと、すでに20人近い人たちがカメラを並べていました。

 ここ数日の観測よりかなり透明度が高く、期待が高まる(日没も美しかった)。 やがて、6時20分ころ怪鳥さんがカメラモニターの中にパンスターズ彗星を発見!
 ホントだ、はっきり写ってる。すぐに望遠鏡にも導入してくれて、こちらはコマがとても明るく輝いて見えました★

 周りの皆さんも興奮気味にシャッターをきっていて、強風の中がんばったかいがあったようです。

 そんな興奮に包まれながら、本日は寄り道をせず帰宅。
怪鳥さんは、さっそく写真の整理に忙しいみたい。

3月11日(月)

130310

 昨晩は、大分戦で当選した「ふぐちり」をみんなで食べた。
とっても美味しかった! そして、大分ありがとう。

 ゼミ帰りの怪鳥さんをひろい、そのまま富士山麓へ移動。
目的地に着く直線に雲が出てきて、急遽場所を変更した。
でもやっぱり雲が追いかけてきて、日没後に曇ってしまった。

 その帰り、富士山麓の反対側に観測に来ていた国立天文台のF先生と会った。
そこでも曇ってしまったらしい。なかなか難しいですね。

 震災から2年経ちました。本当の復興とはなんだろう……。
あの震災で、経済優先より「心のつながり」や「絆」や「思いやり」を大切にする世になっていくのだろうと思われたけど、あっというまに「貧富の差が生まれても経済的な発展がすべて」になってしまった。
 本当の幸せとは、自分が生きていたい場所(ふるさと)で、ともに生きていたい人(家族や仲間)と、生き甲斐のあること(誇りある仕事や心が豊かになれる暮らし)をすることではないでしょうか。
 あれほど怖いと思った原発事故も、他人事になってしまったり、経済のためには仕方がないことになってしまったり。
2年前と同じくらい、悲しく虚しい気持ちになってしまう……。

3月10日(日)

 今日も気温が上がって、汗ばむような陽気。
直射日光がガンガン当たった窓辺の気温計は、なんと29.5度!になりました。
実際に府中市では27度を超え、観測史上最も早い「夏日」になったらしい。

 昼過ぎに急に風が強くなり、家が軽く揺れたと思ったら(震災関連番組を見ていたから、お義母さんは一瞬地震かと思った)まもなく、空が一面に黄色くかすみ、太陽光は淡いピンクになった。
 どうやら、強風が吹いてほこりが巻き上がった「煙霧」らしい。
たしかに強風(と見通しの悪さ)で、電車や高速道路に影響が出ている。

 今年の春は、いつもの黄砂+花粉に「PM2.5」の飛来も加わり、いろいろ心配されています。
“春がすみ”なんて風流じゃ、すまないのね……。(私も怪鳥さんも花粉症じゃないから、実害を感じなければ「春は星が見えないねぇ」ですむんだけど・笑)

 そんなかすみも夕方には少し落ちついたので、怪鳥さんと再び府中市内でパンスターズ彗星に行く。
目的の屋上には、ほかにも観測者(写真撮影者)がちらほらいたけど、肉眼や双眼鏡では確認できなかった。
 直後に、天文同好会メンバーから電話が入り「富士山麓で見えた」とのこと。
期待して写真チェックしたら、怪鳥さんの写真にもしっかり写っていました!

3月9日(土)

130309

 FC東京のホーム開幕戦! 久しぶりの味スタです。
 ホーム開幕セレモニーには猪瀬都知事がきて五輪アピールなどしていきましたが、個人的にはその膨大な招致資金をもっと有意義につかってほしいものです(というか、私は東京五輪不要派。でも石原元知事よりマシかな)。

 さて、本日の相手は柏レイソル。昨年はすっかりやられっぱなしだったから、今年はぜひとも勝利を!
 その願いをさっそく開始6分でカズマが叶えてくれました。
さらに追加点も目の前で見られて感激:D (本日はホームゴール裏が埋まってしまったので、アウェイ寄りで観戦)
(写真は、後半に3点目をアーリアがとって喜ぶ選手たち)
あー、楽しい開幕戦だった。

 そんなわけですっかり日没の時間が迫ってしまったので、府中市内で彗星観測。予定の時間になったら、同じようにカメラを持った人もやってきて、やはり彗星探しをしているようです。

 ちょっと霞がかって富士山もかすんでいたし、みんな難しそうだった。
いちおう写真も撮ったけど、やっぱり写ってはいなかったようです。

3月8日(金)

130308


怪鳥さんとパンスターズ彗星(の様子と観測地の様子)を見るために伊豆に出かけた。
 天気予報は微妙で、到着すると夕日はきれい(春がすみで真っ赤)だったけど、肝心の地平線が黒くかすんでいた。

 熱海に降りてご飯を食べようとしたら、川沿いに桜がライトアップされていた。
「あたみ桜」と言って、1月から咲いていたらしい。だいぶ散ってしまったけれど、思いがけずお花見できて嬉しかった。
(写真は、あたみ桜と木星)

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