7月25日(水)

 今日は、いろいろな“言葉”にパワーを感じた。

 まずは、朝日新聞の「天声人語」
 アメリカの政治家で判事だったウォーレン氏の言葉を引用して「私はいつも最初にスポーツ欄を開く。そこには人間が達成したことが記録されている。第一面は人間のしでかした失敗ばかりだ」。
 まったくだ! 本当にその通りだと思う。私も「ソフトボール女子世界選手権・日本が42年ぶり優勝」をネットの見出しで知って、「あ、こんな大会いまやってるんだ」と思った。その女子ソフトが4年前の北京五輪で金メダルを取ったとき、紙面の片隅に「なでしこは銅 逃す」。同じスポーツでも、やっぱり「オリンピック」という大会だと、メディアの扱いがこうも違い、そして我々の意識もそれに支配されている。
 めでとう、女子ソフトボール。そして、今夜からいよいよ登場する女子サッカー、がんばれー!

 もう一つの記事は、アクアマリンふくしまの復興日記

>更新した記事に対して、経営方針に関わるとの考えで文章の訂正を求められたり、外部からの苦言で画像を消去させられたり…
>大した内容でもない記事(福島県への嫌み)に対して、修正を行うだけなら我慢はできますが、我々現場の人間が本当に伝えたいことまで消去させられるのは我慢できません。
>多くの読者様と共に歩んできた「アクアマリンふくしまの復興日記」をこれ以上汚されたくないと考えこのブログを終了する決断をしました。
>特に今、私が取り組んでいる福島県を取り巻く原発問題について、今後、情報発信する際にこのような圧力がかかる可能性があるのであれば、現在の職を続けていくことは私には無理です。

 彼は、人間を含めたすべての生き物と真摯に向かいあい、“ふくしま”の地で真の復興を目指しているからこそ、大きな憤慨をいだいたのだ。大勢に流されない強い心に感動し、応援したいと思った。
一方、彼宛に届いた抗議文の内容には、私もびっくりして呆れた。

> 「我々は、ホタルも大事であるが、自然保護活動を主なる目的としているものではなく、いわき湯本温泉の復興を願い活動するものであり…」
>
>地元の復興のためなら何をやっても良いというのか?
彼の言うとおりです。人間のエゴまるだしの意見が、本当に薄っぺらなものに感じる。そして、こんなエゴが政治的・経済的権力のもと、“復興”という言葉に飾られてしまうのが悲しい。
 がんばれー、心ある福島の人々。

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