9月18日(火)

 怪鳥さんは、明日から大分で行われる日本天文学会に参加するために昼から出かけた。
「金環日食日本委員会」のみなさんは、記者発表を行ったそうです。

 私は怪鳥さんを見送った後、明治大学連携講座「不思議な日本の祭」の受講に出かけた。
来月までの5回シリーズで、今日は『常陸国 風土記』を読みながら、古代の祭について読み解いた。

 興味深いのは、まず先住民(土着の集団)が、自然(神)のエリアと生活(人間)のエリアの境を作り、その境域に社(もり=神そのもの)を祭る。やがて、そこに新しい集団(中央集権)が先住民を征服支配して、祭が儀礼的で政治的なものになっていく。
 こうして、同じ祭りに複雑な側面がつくられ、多面性と奥深さが生まれるという。

 いずれにしても、「祭は伝承的なもの」であり、記録のみではその姿が正確には伝わりにくいということ。それがだんだん、伝承があやうくなってきていると思う。

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