6月 7日(月)

 いよいよ沖縄へ出発。JAL機内はすっかりリゾートでした。羽田で降っていた雨も那覇空港では上がり、沖縄は梅雨らしい曇り空です。
 さっそく今回の旅の第一目的「沖縄戦跡をめぐる」ために南風原町へ行きました。ここには陸軍病院壕跡とその資料館ともいえる南風原文化センターがあります。ひめゆりの塔で有名になった「ひめゆり学徒隊」が看護したところなのです。いま私が見学するだけでも大変な山道を、戦火のなか彼女たちが走り回ったと思うと驚いてしまいます。後に彼女たちはここを移動させられ南部の壕へ行き、壮絶な最期をとげるのです。
 ちなみに南風原とかいて「はえばる」と読みます。この近くには東風平とかいて「こちんだ」と読む地名があります。ともに気象で使われる南風(はえ)東風(こち)がもとなのですが、タクシー運転手によると沖縄は近代まで古典的大和語が長く使われていた地だそうです。
 夕飯は那覇市内の公設市場の食堂で食べました。ずらりと並んだメニューのなかから何を選んでいいかわからずにいると「これがおいしいよ」と店員さんが親切に教えてくれました。結局、ゴーヤチャンプルにアーサー汁、ご飯がついて二人で1000円ほど。安い! ついでにクァーサージュースまで飲んじゃった。おいしかった~。
 この市場は広くて安くて沖縄特産品がいっぱい並んでいて、見ているだけでも楽しいです。スナックパインが350円と安かったので、買ってホテルで一粒ずつもぎながら食べました。とっても甘かったです。那覇の中心街国際通りは夜遅くなってもにぎやかで、土産店をのぞきながら散歩してホテルへ向かいました。

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