そんなわけで、下調べをしてボランティアガイドを予約し、許可が必要な見学場所も手配を済ませ準備万端。
まず、ガイドさんと共に平和記念公園をめぐり、それぞれの慰霊碑などについて詳しく説明を聞きました(詳細はこちら)。また、公園近くにある爆心地「島病院」でも当時の様子などうかがいました。
それから広島城へ移動し、城の歴史などを聞きながら回りました。爆心地から700m~1kmという近い距離のため、ここにも被爆の跡があちこちにありました。ユーカリやマルバヤナギなどの被爆植物、石垣の中にある変色した被爆石。どれも今でもしっかり生きています(石の場合は息づいているというのか)。
さらに、敷地の片隅にある中国軍管区指令防空作戦室の跡を見学。地下のため薄暗くて、ここから爆被第一報が伝えられたと思うと生々しくて、外の暑さとは別世界(別の時空)のようです。地上に出ると近くの市民球場から、今夜のライブのリハーサルが聞こえていた。
予定時間をかなりオーバーしての丁寧な説明で(というか、いろいろ回ってもらい)とても良い勉強になりました。遅い昼食を一緒にとりながら、感謝を伝えました。ガイドさん、ありがとうございましたm(__)m
場内に入ると私と怪鳥の席は一塁側で西日がガンガン当たっていたので、開演まで通路に入り広島カープのぶっかき氷を食べて待つ。
5時、ウグイス嬢の「先発投手 さだまさし」の声で『2007 夏 広島から』が始まる! さださんは50番と書かれた広島カープのユニフォーム(広島市民球場開設50周年記念のため)を着てマウンドにセットされた円形ステージに立つと、『長崎から』と同じように♪長崎小夜曲♪でスタート。この曲を広島で聞くのは不思議な気がします。今日は、稲佐山(「長崎から」の野外会場)のことを考えてしまいました。続いて♪がんばらんば♪を歌う(踊る?笑)とあいさつ。
佐田玲子、チキンガーリックステーキ、September、コロッケ、山崎まさよし、BIGIN、根本要(スターダストレビュー)、加山雄三が次々に歌う。個人的には、山崎まさよの♪One more time,One more chance♪や根本要の♪木蓮の涙♪を生で聞けて感動した。加山雄三の登場するときには、カープの赤い風船を飛ばして迎えて楽しかった。
さださんは♪関白宣言♪や♪修二会♪など歌い、「長崎をあきらめない、平和をあきらめない、まだまだ日本をあきらめない」と言うと立て続けに♪広島の空♪長崎の空♪を歌い、「長崎から」と同じようにゲストと♪祈り♪を歌った。♪広島の空♪のタイトルが大型ビジョンに紹介されたとき、そこには球場のすぐ向かいにある原爆ドームが映された。その姿と歌が心を締めつける。
アンコールでは♪天然色の化石♪と新曲の♪51♪、そして♪落日♪遙かなるクリスマス♪というメッセージ色の強い歌が怒゚キの勢いで歌われた。さださんの“20年間の思い”、そしてこれからも続く“平和への祈り”が伝わってきた。
こうして、さださんの「20年分のアンコール“広島から”」が幕を閉じた。
終了後は、PATIOメンバーと集まって打ち上げ(^^) お疲れさまでした。そして、素敵な時間を共有できて楽しかったね。
2日目の様子を写真で紹介しています。