8月28日(火)


 国立天文台では皆既月食の様子をライブ中継するので、怪鳥さんも忙しそうだった。
私も夕方から、そのお手伝いに出かけた。(以前のようにスケッチもとりたいぞ)

東京は朝から雲が多くときおり陽が差すが、かなり希望の持てない予報……。
17時、三鷹の空は夕日が差した!(つまり、西空に雲の切れ間がある) 天文台の皆さんは予定どおり中継準備開始。
17時30分ころ、天頂からやや西の空に青空が見える。このまま空模様が東に移動していけば、月食が見られる可能性があるかも。
18時11分、月の出。東の空は雲が厚く、まったく月の気配が分からない。
18時52分、皆既始まり……のはずだが、月は全然見えない。空全体が曇っているようだ。特に北側に黒い雲が見え、雨が近づくのではと心配。
19時過ぎ、雨を感じる人が出始める。ギリギリまでねばるが、ネットで雲の推移をチェックしていたスタッフから「三鷹に雨が接近(すでに周辺地域は激しい雨)」していることが報告。中継を中止し、急いでみんなで片付ける。
19時20分ころ、雨が激しくなる。
19時37分、皆既が最大になる時間。三鷹は、室内にいても雨音が大きくなり、雷が激しく光る。ネットで倉敷や北海道などの中継画像を見る。けっこう明るめ?(ダンジョンのスケールで3~4くらいか?(^^;)
20時23分、皆既終了の時間。まだ雨は降り止まず。雷も光っている。
20時50分ころ、少し雨音が小さくなり、外の様子を見る。雷は光っているが、天頂から雲が切れてきそう。南の空の晴れ間が広がる。
21時過ぎ、東の空約30度、雲の間にぼんやりとした明るいものを発見。みるみる明るくなり、それが雲でなく月だとわかる。雨は降る、雷は光っているまま。
21時10分ころ、再び雲から月が出る。ときおり雲が通りすぎるが、月の姿はわかる。半月状態からだんだん満月状態に近づく。(この間にリトルがデジカメで撮影した画像が右上。写真をクリックすると少し大きくなります。)
21時24分、月食終了。しかし半影食が続いているため、まだ欠けているように感じます。

 子どものころから月食に大きな関心を持ち8月中ずっとキャンペーンの準備にかかりきりだった怪鳥さんのことを思うと、赤い月を見られずとても残念でした。でも今回の仕事により多くの人に「皆既月食が赤い(いろいろな色に見える)」ことをアピールできて、良い機会になったと思います。本当にお疲れさまm(__)m
 そして、次(2010年12月21日)は皆既月食をじっくり見ようね!

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