ゴーシュの会では、先月に引き続き『農民芸術概論綱要』を学ぶ。
今月は[農民芸術の分野]と[農民芸術の(諸)主義]について。
宮沢賢治が考えていた農民芸術とは、今では当たり前だと思われる“建築”も“服飾”も“料理”も、そして“スポーツ”も「分類され得る」という。とても100年前の思想だと思えないほど。
さらにその主張は、「芸術としての人生は老年期中に完成する」とし、「四次元感覚は静芸術に流動を容る 神秘主義は絶えず新たにおこるであろう」と言う。たしかに、二次元や三次元(静止している)芸術でも四次元的想像力さえあれば、そこに時間の流れ(動き)を感じさせる。
また、宇宙的絶対者(ガイア)の視点にたてば、まだまだいくらでも芸術は振興するのだろう。
そして、一番大切なのは「表現法のいかなる主張も個性の限り可能である」ってこと。個性こそ最大の武器・・・なんだね。
講座の後半は、秋葉原通り魔事件について。犯人の行動から見た動機・思考を考えると、そこに現代社会の問題がかいまみえる。
いつから日本は、こんなに危険な国になってしまったんだろうね。子供のころ「どうしてアメリカではあんな事件が起こるんだろう」と思ったのが、いま実際に自分の国で起こっている。
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