「木曽福島関所跡」は木曽川と山の間の狭いところに作られた、いかにも“関所”にふさわしい場所だった。
残された礎石や門に、中山道の旅人の様子が忍ばれた。いまではすぐ脇を、さきほどの2人を乗せた特急しなのが駆け抜けていった。
それから木曽路(国道19号)を北上し、奈良井宿に行く。本当は、道の駅「奈良井木曽の大橋」に車を止めて橋を渡りたかったんだけど、残念ながら冬季通行止めだった。
仕方なく、車で迂回して川向こうの奈良井宿を見学。さすがに冬場は、人が少なかった。それもまた、趣があって風情を感じる。
さすがに寒くなったので、奈良井宿へ戻り喫茶店に入る。
『こでまり』という古民家を改築したお店で、「さるなし」のケーキやハーブティーが美味しかった。薪ストーブも体を温めてくれた。
さて、そろそろ木曽を旅立ちますか。
ふたたび、権兵衛峠を越えるために奈良井ダムに沿って走る。この川の水がやがて犀川になり、千曲川になり、信濃川になる。鳥居峠をへだててすぐ隣の木曽川は太平洋へ行くわけだから、このすぐちかくに分水嶺があるんだなぁ。
チキンを買って、ケーキを探し、サラダを用意して、仕事から帰った来たルミと3人で乾杯!(私は帰りの運転があるからノンアルコール)
お盆以来だから久しぶりだったけど、妹は元気そうで安心した。
犬のペコはさすがに年をとり、膀胱炎になって治療に連れて行ったり大変だったみたい。
一人と一匹で、元気に年末をのりきってね。
夜10時過ぎ、府中に向けて移動開始。
充実した(疲れた)一日だった。