木落坂もそうなんだけど、川越しの場所も近年整備されて、(昔よりは)見やすくなりました。
それでも、木落しのように「遠くから見上げれば小さいけれど見える」というわけにはいけないから、やっぱり川辺は人でぎっしり。
当然、観光客も多いから「早く見たいー」という人がいて、御柱が登場してもなかなか進行しないと「まだかー!」なんて言う人もでてきます(裏方はやることいっぱいで大変なんだけど)。
もともと“観光”向けの祭りじゃなくて、ある意味、氏子が大社と自分たちのためにやってる祭だからネ。見せ物イベントのように、時間通り・・・とはいかないものなのです。
それでもいよいよ細い先綱が川に入り、やがて太い元綱がザブンと川に架かると盛り上がる。最後尾の追いかけ綱が切られると、御柱が勢いよく宮川に落ちる!
雪解け水の流れる川はかなり冷たい。写真のようにうまく渡ると、見ているだけでも達成感がある。(本当はこのあと、土手を上るのがかなり大変。冷えた体で氏子は土手の向こうから力を込めて引っぱるのです)
こうして8本の御柱が御柱屋敷にそろうと、ここで1か月のお休みです。
もっと詳しい様子を知りたい方は、前回のハイライト「リトルと怪鳥の御柱祭2004 報告」をご覧ください。