東日本大震災から100日がたった。現地では、あちこちで百箇日法要が行われたという。
百箇日法要は卒哭忌(そっこくき)ともいう。「哭」は声をあげて泣きさけぶ、「卒」は終わる、という意味。
実家の父の百箇日法要のときも、菩提寺の和尚さんが「家族を亡くし声をあげて泣いていたことをそろそろ辞めて、次へ向かって歩み出す日です。亡くなった人は、いつでも草葉の陰から見守り、あなたのそばにいます」とお話ししてくれた。
でも東北では、泣くのをやめるどころか、まだ泣けない(遺体が見つからず亡くなったと実感できない、信じたくない)人も多いだろう。悲しみを受け止めて、いっぱい泣いてからじゃないと、次に歩み出せないよね……。
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