調布経済新聞の取材で、今日から始まった「子どもたちの心の音-被災地陸前高田・石巻より-」を見に行った。
子どもたちの「書」からは、津波の恐さや、家族・友人を亡くした悲しみ、そして(家でも学校でも同じ境遇の人たちばかりだから)それを誰に言えずに胸にしまい込んでいた気持ちが、紙面にあふれ出ていた。
震災後ずっと支援活動を続けている矢野きよ実さんから、子どもたちがどんな表情で書いていたか聞いたら、涙が出るほど切なかった。子どもたちは「いろいろ悲しいけど、いちばん辛いのは震災(自分たちのことを)を“忘れられてしまう”こと」だという。「お金も物もなくても我慢できるから、ずっと覚えていてほしい」。
そして、もっと心か締め付けられたのが「みんなに伝えたいのは『元気で生きていてほしい』こと。それがとても大切なことだと、よくわかったから」という言葉。
ぜひ、一人でも多くの人がギャラリーに足を運び、実際に彼らの書を見てください。入場料も寄付されます。
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