2018年3月17日(土)

 先日からの暖かさで、東京(都心)で桜の開花宣言が出た。平年より9日、昨年より4日早いらしい。

 いつからだろうか「桜の開花」が何だかとても早く感じて、焦るような、わずらわしいような気持ちになる。
2月末くらいから「開花予想」なんてされると、「春をせかされている」ような感じになる。

 若い頃は、桜のつぼみを見れば「もうすぐ咲く!」と嬉しかったし、春の遅い信州ではむしろ「待ち遠しい」気持ちすらあった。
でもいまは、「そんなに早く咲かないで。もっとゆっくり開花してよ」って感じ。

 十数年前に亡実父の付き添いで慌ただしくしていたのが桜の咲く季節で、「花見をするのが忙しい」ときがあった。
東日本大震災のあとは桜の花見をする気分になれず、桜の木から「お花見しないの?見てよ!」と言われているような気分になった。
「桜の花見恐怖症」とでもいうのだろうか。

 もちろん実際は「桜の花をめでたい」ととても思うんだけど、不思議な感覚なのです。

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