6月25日(日)

 夕べは夜半過ぎまでみんなで盛り上がったので、遅めに起きてのんびり朝食。仲間も同じホテルに泊まったので、11時チェックアウトで解散。それぞれ帰路につきました。
 私は、同乗メンバーにお願いして北前船回船問屋 森家を取材。遠出したときに古民家ネタを仕入れねば(^^; 岩瀬地区まで行くとき、今年4月に開業したばかりのライトレールと並行して走る形になりおもしろかった。森家は加賀大名が参勤交代で通った道に面していて、周辺には本陣など北前船回船問屋で栄えた町並みが残されていた。
 ついでに富山港展望台に登り、港や神通川や岩瀬の街を見下ろす。晴れていれば遠くに立山連峰が一望できるが、今日はかすんでいた。
 取材の後、市内の回転寿司屋で昼食。さすがに安くても美味しかった!

 さて、富山を堪能したのでいよいよ帰路へ。来るときは糸井川経由だったので、今度は岐阜経由で帰ることにした。国道41号線を南下すると、やがて神通川に沿って谷間を走る。この辺は合併されるまでいくつかの村や町があったみたいだけど、すべて「富山市」になっていてちょっとつまんない。かろうじて道の駅などで、昔の地名をしのぶくらいだ。
 JR高山本線と並行して谷を走り岐阜に入ったが、猪谷駅からは神岡鉄道に沿って走るようになった。あとで調べたら、この鉄道は今年いっぱいで廃線になってしまうそうだ。赤字の第3セクターだったけど神岡鉱業が硫酸輸送に使わなくなったことも大きいみたい。でも神岡鉱山前駅など変わった駅舎もあって、機会があったら乗ってみたかった。
 ここまでくるとそれまでの緑と川の風景から一変して、いきなり人工物の塊である巨大工場がいかめしい姿を現す。神通川流域のイタイイタイ病の原因にもなった神岡鉱業がまだ操業していた。でも、神岡の街の中はスーパーカミオカンデを目玉とした「星の便りの届く町」として名を売っていた。
 やがて高山市に入ったけど、岐阜県の北部もすっかり飛騨市と高山市になってつまんない。そんななか白川村だけはサスガだわ。最後は平湯温泉から安房トンネルをぬけて松本へ。これにて北アルプス一周の旅は終わり。

 ということで、一緒の車で帰ってきたメンバーともお別れして、怪鳥さんと諏訪へ。お疲れさまでした。

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