10月10日(水)

 風邪のせいなのか、久しぶりに起きるのがとっても遅かった。でも、おかげで頭も鼻もスッキリして、なんだか楽になった。やっぱり風邪には、睡眠がいちばんだね。

 夕方から国立天文台の木星中継を見る。昨日は曇ってしまい一瞬もリアルタイムの木星を映すことができなくて残念だったけれど、今日は三鷹も府中も雲が切れてかなり木星をとらえることができた。(それでも、三鷹の方が木星と雲が重なることが多かったけど)
 さすか10月10日!やっぱり体育の日の祝日は、いつでもいいってわけじゃないよね。
 
 帰宅した怪鳥は、念願の「天体中継」が成功してとても嬉しそうだった。

 そしてそんな怪鳥を見るにつけ、今日が結婚記念日だと思うにつけ、私はここ数日の心の澱がときおり舞い上がって霞んでいくのを感じる。こんな日は村上春樹の『蛍』を読む。この物語の“彼女”のように、うまく言葉にできない喪失感を聞いてくれる人を探して……。

 ――死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。――

 おりしも一昨日は、天文の友人が亡くなってからちょうど1年。

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