7月2日(金)

 夜、1階の食堂の窓を開けていたら、冷たい風が入ってきた。
「どこかで激しい雨が降ってるね」と怪鳥さんと言っていたら、TVで北関東の大雨を伝えていた。

 そんな風に交じって、甘い香が漂ってきた。
カサブランカのような百合のにおい。この香をかぐと「夏が近づいている」と思う。

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 今日からW杯は準々決勝。

 オランダvsブラジル。前半にブラジルが1ゴールをあげて、オランダに決定的な攻め手がないときは「後半もブラジルが1点くらい追加したて終わりかな」と思っていた。でも、後半に「あら」と思っているうちに同点になり、「おや、ブラジルがあせってる」と思っているうちに失点を重ね、終わってみれば2-1でオランダ。
 「オランダが勝った」というより「ブラジルが点を取れなかった」って感じのゲームだった。

 ウルグアイvsガーナ、1-1で延長。終了間際、ガーナからのセットプレーで立て続けにシュートが飛び、最終的にウルグアイ選手が手で止めた。つまりハンドでPK。この瞬間「あー、ガーナは(セルビア戦・オーストラリア戦に続き)またギャンのPKで勝ち星を拾うんだ」と思った。……が、なんとクロスバー。
 つまり、ハンドをしたスアレスは手を使わなければほぼ確実に入っていたゴールを名実ともに止めたことになった(負けはなくなった)。
 その精神的影響はやっぱり大きくて、ガーナはPKが決まらずに負けてしまった。結果的にスアレスのハンドは勝つために必要だった……ということか!?
 入れられなかったギャンも、次のPK戦をしっかり入れたギャンも、好セーブをしたウルグアイのキーパーも、それぞれの強い精神力を感じた。

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