12月5日(日)

101205

 堺市に行き、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を見学する。
昨年、怪鳥さんが学会で堺市に来たときの話を聞いて、私もぜひ見たいと思っていた。

 御陵の周りは三重の堀になっていて、土塁の林に隠れてなかなか古墳本体が見えない。それでも怪鳥さんと 周遊路約3キロをぐるっと一周歩きその大きさを実感した。
(写真は歩道橋の上から、ようやく見えた古墳本体。手前の林が堀土塁、その上の円くこんもりしたところが前方「後円」墳)

 さらに、堺市博物館で堺の歴史を学ぶ。
ボランティアさんから5~6世紀の百舌鳥古墳群についてと、15世紀以降の商人の町として栄えた様子を説明してもらい、この町の多層ぐあいがよく分かった。

 その後、大急ぎで移動して(それでも遅刻してしまった)貝塚市善兵衛ランドへ行く。
 ここには、怪鳥さんが会合で知り合いになった係員さんがいて、その人から岩橋善兵衛が登場する文庫本『星ぐるい』を教わった。作家さんがここまで取材に訪れたそうです。私も『星ナビ』の書評コーナーで紹介させていただいたご縁で今回はじめて見学に来た、というわけ。

 江戸時代の望遠鏡作者・岩橋善兵衛氏の功績や、制作された望遠鏡の実物を拝見してとても興奮し感心した。また、館長さんやスタッフの熱心な天文活動を聞き深く感動した。日本の天文普及はこんな風に全国各地にいる天文関係者の献身的で地道な活動によって支えられているんだなと心から思った。

 夜9時過ぎに関西国際空港から羽田空港に着き、FASメンバーの友人二人に車で迎えに来てもらった。自宅に着くと4人で彼にもらった鹿児島のお茶を飲みながら、お土産の八つ橋を一緒に食べた。

 いろいろあった関西の旅でしたが、まあ「人生良いことも悪いこともある」ってことで。

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