4月29日(祝)

 ゴーシュの会を行っている多摩交流センターが、節電により夜間休館になり、仕方なく昨日の午後行った。
3月は終日休館だったので、二か月ぶりの講座です。みんなで地震のときのことを話したりして、またこうして賢治の作品を読めることに感謝した。

 それにしても、夜間休館はこのまま秋まで続くという。私たちの会は仕事帰りの人も参加できるようにずっと夜間行ってきたので、できれば今まで通り夜に開講したい。電力事情など理解が必要なことなら仕方ないが、今夏は「昼過ぎを中心とした日中のピーク電力」が足りなくなると言われている。それなのに、夜間行っていた講座をわざわざ昼間に移動させられる意味が分からない。
 暑い昼間に、多摩地区各地から電車を乗り継ぎやってきて、不十分な空調環境で行うのは「改悪」だと思う。会場の担当者に相談したが、「節電で夜間閉館に決まったので難しいです」という、まさに“お役所”的返事。
 らちが明かないので、その上の管理者に訴えて「たしかに、ご意見の趣旨はわかりました。検討します」と言ってくれた。(実際は、個別対応と言うことで我らは夜間可能になったが、基本的にはやはり夜間閉館のまま)

 なんのために節電するのか、ただの数字合わせ(昼間はそのままで夜間使用だけ省いて総電力使用量を減らす)のでは全く意味がない。不便を強いられるのにその甲斐がないどころか、むしろ私たちが昼の電力を使いに行く、しかも暑い昼間に悪環境を強いられる……つくづく「お役所のやること」です。

 節電も、必要な明るさまでカットしてしまうのは本末転倒である。視力に障害のある人にとって最低限の照明さは安全のために必要で、高齢者や足腰に不自由のある人へのバリアフリー用に作ったエスカレーターやエレベーターをすべて停めてしまっては危険だ。
 どんな政策も、その本来の役割(なんのための照明か…宣伝なのか案内なのか、いつ節電するのか…昼の使用を避けるためにむしろ夜間使用を推奨するなど)を考慮しなくちゃ意味がない。

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