福島県浪江町の街並みが、Googleのストリートビューで公開された。
津波の跡が生々しく残っていて、自然の驚異をあらためて感じる。
でも、それよりも強く“廃墟”を感じたのが、町に人がいないという“事実”だ。
生活の片鱗がまったくないことが、本当に恐ろしくとても悲しくなった。
地震や津波の被害をなんとか免れで残ったいくつかの家は、原発(事故)さえなければいまごろ掃除したり修理したりして、町の人たちが一生懸命に生活を取り戻しているころでしょうに……。
地震や津波を人間がコントロールできないように、核反応を人間が完璧にコントロールできると思いあがっている愚かさを、あらためて実感する。そして放射能汚染は、地震よりも津波よりも恐ろしい。
町長の 「私達は約束します。原子力災害からの復興には、長い年月と多くの人々の協力が必要です。しかし、私達はふるさとを取り戻すことを決して諦めません」というコメントに、勇気を感じ、応援したいと思った。
二度と地球上の誰もが、原子力被害によって“ふるさとが奪われる”悲劇が起きないよう心から願う。
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