なんとなく寝つく前に村上春樹の『蛍』を読みたくなって本棚から取り出す。久しぶりの読んだけどそのたびに共感する部分が多くなる。二十歳ころ村上春樹作品を立て続けに読みどれも大好きで、その中でも特にお気に入りだったのが『蛍』。「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」のは、主人公が言うとおり、言葉にすると当たり前なんだけど何年も生きてきて実際に身近ないろいろな人が亡くなると「ことばとしてではなくひとつの空気として身のうちに感じる」んだね。
T: Y: ALL: Online:
Created in 0.5073 sec.