友人の葬儀・告別式が行われた。私は受付をお手伝いしたが、予定よりも多くの弔問者が訪れ、お返しが足りなくなるほどだった。お父様の交友関係が広いこともあるが、亡くなった彼自身の人柄でもあるのでしょう。
広い会場は人で一杯になり、正面にかかげられた遺影もとても大きなものだった。そしてその遺影の脇には、彼が熱心に研究しまとめ上げた論文と院の修了書がそえられていた。
おりしも、今日が終了式の日であり、本来ならば彼とご両親と3人で晴れの日を迎えるはずであった。それを思うと、よけいに切なさがこみ上げる。彼自身これから新たな出発をし、親孝行をいっぱいするつもりでいたことだろう。そう思うと、彼がどれほど残念で両親に申し訳ない……と思っているだろうかと想像してしまう。せめて、あと1週間先だったら、一つの親孝行ができたであろうに。
さて、通夜の日に話題になった弔辞だが、友人が忙しいなかがんばって、さらに良い内容に仕上げてくれて、とても感動的で心のこもった言葉になっていた。同じ仲間である我々はもちろん、列席した多くの人からもすすり泣きが起こっていた。
とても真心のこもった弔辞だったよ。そして、最後まではっきりと読み上げてお疲れさまでした。
気温が上がって、黒い服を着ていると暑いくらいの一日だった。
実家に、たまたま姉が遊びに来た。子どもたちの進学などが一区切りしたと言うことで、父達のお墓参りと母のお見舞いに来たのだ。
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