突然の友人の死から一年、明後日が彼の命日だ。去年と同じように卒業の季節で、祭壇には去年と同じように彼の大学院卒業論文が置かれていた。
両親の挨拶にはこの一年の空しさと寂しさが詰まっていた。あらためて彼の突然死をなんども調べ医学的にしかたかったとわかっても、それでもやはり悔しい思いは変わらない。
我々友人も彼のいないこの一年を語り、そして彼の分も生きていくことを心に刻む。友人の挨拶に涙があふれてしまったが、なんとか『千の風になって』をしっかり朗読できたと思う。
彼の言葉として、彼の両親の胸に届けば、なによりです。
Do not stand at my grave and cry
I am not there, I did not die.
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