8月10日(金)

 私たちの泊まった広島全日空ホテルは、偶然にもさださん御一行も泊まられました。チェックアウトぎりぎりの時間にバタバタとロビーに降りたら、ちょうどさださんもご家族を見送るところでした。そのままださファンのみなさんと、さださんをお見送りしました:)

 さて、本日の見学は広島市内各所に残る細かな資料館を自分たちで回ることにしました。まず、ホテルの近くにある「袋町小学校平和資料館」から。ここには被爆者の消息を訪ねる伝言が生々しく残っていました。次に、同じく爆心地の近くにある小学校「本川小学校平和資料館」。被爆した建物そのものが、原爆の生き証人のようです。
 広島市役所の前にある「旧庁舎資料展示室」や「広島赤十字・原爆病院」も、あまり有名ではありませんが被爆の様子をしっかり伝えています。
 そのまま遅い昼食を食べに戻ろうと思ったのですが、路線図を見ると一つ先に広電本社があるではないか。ということは、千田車庫に被爆電車があるかも!と思い、そっとのぞいてみました。すると、怪鳥さんが「あの651号がそうじゃないかな」と見つけました。予約をすれば敷地内の見学が可能かもしれませんが、思いついて来たただけなので今回はそっと遠くから見るだけにしました。それでも、被爆直後の町を走っている姿を想像するとドキドキします。
 この日は広電にいっぱい乗ったので、いろいろな車両を見ました。廃業などにより日本各地から集められた路面電車が再びこの町で元気に走っていると思うと、それもまた勇気が湧いてきます。
 午後3時、被爆ビルである「旧帝国銀行広島支店」で現在ベーカリーになっているアンデルセンまで戻り食事をしました。かなり美味しくて大満足。
 最後に旧日本銀行広島支店を見学しましたが、思っていたより見学内容が深く時間がギリギリになってしまいました。急いでホテルで荷物を持ち、広島駅へ。こんなときに限って路面電車が遅くて、予約した新幹線の時刻ギリギリになってしまいました。大急ぎでお土産とさだ弁を買い、新幹線に乗り込みました。
 偶然にも、同じ電車にPATIO仲間が乗っていて、少しおしゃべりなどしながら帰宅。

 平和について、原爆について考えさせられる、濃密な3日間を過ごしました。

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