8月30日(土)


 FAS府中天文同好会のメンバーと富士山周辺へ旅行に出かけた。いつもは“観測”で夕方から星空しか見ていないので、今回は“観光”で昼間から遊ぶ計画。
 ちょうど九州から福岡支部の会員さんが上京していたので、彼も一緒に行くことができて楽しかった。

 まずは、『道の駅なるさわ』に行き「なるさわ富士山博物館」を見学したり、「自然探索路」で溶岩樹型をあれこれ見る。晴れていれば休憩室から絵のような富士山を見られそうだったけど、残念ながら濃い雲の中でまったく気配がなかった。

 ちょっと早いけどそこでお昼を食べたあと、『富岳風穴』へ行く。みんなは過去に鳴沢氷穴を見たことがあるんだけど、私は初めて富士山の洞窟に入った。
 穴の中は寒くて溶け残った「氷柱」や、昭和初期まで蚕卵や種子を冷蔵保存していた「貯蔵室」、押し寄せるマグマが固まった「溶岩棚」(写真は風穴の入口にあったもの。クリックすると拡大します)、非常に長い「縄状溶岩」、玄武岩が垂れ下がった「溶岩鍾乳」、銀青色に光る神秘的な光苔「珪酸華」など、とても興味深かった。

 次に『野鳥の森公園』へ行き「樹海遊歩道」を散策。整備された道だからまったく迷う心配はないけれど、苔むした林や大樹の形に残された溶岩など“樹海”としての趣を感じることができた。

 西湖でちょっと遊んでから、いよいよ今回私が一番関心を寄せていた『富士山レーダードーム館』に行く。
 1999年に山頂での役目を終えた「富士山レーダードーム」がふもとに移築され、目の前でじっくり見ることができる。もちろん、レーダードーム建設の苦労や役割なども紹介されていている。
 個人的に興味深いのが、当時の気象庁担当者だった藤原寛人の紹介コーナー。ペンネームである新田次郎の方が有名だが、彼は諏訪の出身で母校の先輩でもある。

 そんないろいろ興味深い富士山レーダードームを見ていたら、富士山にかかっていた雲が晴れてきて、その姿を見ることができた。

 御殿場から芦ノ湖のうえをとおって、伊東まで走る。
途中で雨が激しく降ったり、濃い霧が出たり、硫黄の臭いが強かったりして、上下左右に曲がりくねった道でダウンしてしまった。
 ちょっと昼間遊びすぎちゃったかな。

 夜は、予報通りの雨空で安心して(^^;温泉でゆっくりして、ゲーム三昧。

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