午後5時出発の飛行機でサンフランシスコへ。長い長い土曜日の始まりです。
約9時間のフライトで到着すると、いつものように入国審査を受ける。審査員は怪鳥さんのパスポートを見るとなごやかに話しながらも「部室へ」とうながされてしまった。一昨年のハワイの時もそうだった。
よくよく話を聞くと、どうやら新婚旅行でペルーへ行ったときシアトルでおこなった入国がそのまま(つまり出国していない)らしい。たしかにあのときは乗り継ぎがバタバタして「荷物は?」「手続きは?」って感じで慌ただしかったからなぁ。私は大丈夫なんだけど、どうも怪鳥さん履歴だけ抜けがあるみたい。ほかの国では二人とも全く問題なかったのに。今後もアメリカ入国の度に説明しなくてはいけないのか!?
あとはホテルへの移動だけ・・・と思ったら、デンバー空港がやたらデカイ! 到着ブリッジからコンコースに着いたと思ったら(コンコースが3つもある)無人地下鉄でターミナルまで移動しなくてはいけい。20番まであるようなバッゲージクレームエリアで荷物を拾い、現地の午後5時にやっと乗合送迎バスに乗った。
空港を出て振り返ると、デンバー空港はロッキー山脈のように山形になった白いファブリックルーフがきれいだった。でも、ここからロッキー山脈はもちろんデンバーの街もまったく見えない。ただただ広大な荒野(にしかみえない土地。たぶん空港関連地やはてしない駐車場)があるだけだった。さすが、アメリカ最大の空港(世界でも最も大きい空港の一つ)といわれるわけだ。
やがて30分ほど走るとビルディングの建つデンバーが見えてきた。でも、目的地のBreckenridgeはまだまだ先。30分程うとうとして目が覚めると、目の前に真っ白な雪山が迫っていた。ちょっと感動~。
さらに、30分ほど走ると最初の乗客の目的地に到着。彼は別荘の前で降りていった。さらに、次の客、次の客とみな別荘族なのね。最後に我々二人が残り「あと10マイルだ」と言って、合計2時間走ってホテルに到着した。
チェックインの手続きをして、一息ついて、今夜の夕飯について考える。疲れているからホテル内のレストランで食べようと思ったら、店が閉まっていた。学会メンバーより一日早く入ったから宿泊客が少ないしたし、何よりもウインターシーズンとサマーシーズンの狭間の閑散期。しかたなく、街まで歩いていったけど時間も遅くなりなかなか営業していなくて、やっと入った店が有りがたかった。店員さんも気持ちの良い接客で、お腹もいっぱいになりちょっと元気が出てきた。
しかし、夜10時のロッキー山脈の麓は寒い! 暖かい服もいろいろ持ってきたけど、スーツケースを開けるのが面倒で食事に出たから、部屋に帰り付いたときにはすっかり冷えてしまった。あー、疲れた。おやすみなさい・・・でも、時差ボケなのか疲れ過ぎなのかうまく寝付けない。