京王線はいちおう予定どおりの運行らしいけど、車で送ってあげた。道は全体的にすいていたのに、一個所だけまったく車が進まないところがあった。仕方ないので急遽ほかの細い道を通っていったけど、帰りに見たら「交差点にあるガソリンスタンド」の行列車が道をふさいだのが原因だった。普段はむしろ閑散としたスタンドで、人手も足りず交通整理もできてない状態を見ながら、ちょっと悲しい気持ちがわいてきた。
毎日ニュースなどで、避難所で食料もエネルギーも足りない状況が伝わってくるのに、それを関東で買い占めているのってなんだか情けない。「ボランティアしたい」という気持ちも素晴らしいけど、まずは買い占めをやめて物資を被災地にまわしてほしい。電気を(強制的ではあるが)分け合うように、食べ物もエネルギーも分け合えばいいのに。
「不安解消による買い占め」という心理は、そこに悪意がないだけに怖い。「善意で回すチェーンメール」と同じで、これが(悪いと思って行う犯罪じゃなくて、間違ってないと思い込んでやる)本当の“確信犯”。
夕方、初めて輪番停電になった。今日は天気が良かったから、5時でもまだ明るい。怪鳥さんのところも同じように停電になった。彼の部屋は窓がカーテンで閉められていて暗いし、手も空いたのでバスで帰ってきた。なんと、いつもよりスムーズだったという! 交通量が少ないことと、交差点がスムーズに処理されて走りやすかったおかげらしい。
そんなわけで、帰宅した怪鳥さんとキャンドルを灯してぼんやり過ごす。もらい物の大きなアロマキャンドル(笑)。
揺れる炎を見ていると、自分の体まで揺れている気がする。なんだか最近はいつもひざが揺れている気がして、「地震酔い」って感じ。でも、半分は本当に揺れた小さな地震。