8月8日(月)

 私も怪鳥さんも在宅日で、おのおの自分の原稿を執筆。
私は何とかできあがりました。ふぅ


 「京都五山送り火」で、津波により流失した岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松で作った護摩木を燃やす計画が、放射能汚染を不安視する声を受けて中止になったという。
京都に汚染された灰が降るとか琵琶湖が汚染されると飲料水に困るとか根拠のない不安を訴え、民間会社でセシウムとヨウ素の検査して何も検出されなかった(当然!福島の原発から200㎞以上離れている)のに中止になった。本当に京都市民に失望した。
 結局、本日、陸前高田に戻されて「迎え火」として燃やされたという。なんと、切ないことだ。

 京都市民は、津波で亡くなったり傷ついたりした人々の「救い」と「慰霊」の気持ちを(放射線で染されているだろうという)勝手な思い込みにより、もう一度見殺しにした。
護摩木に被災者が書いたメッセージは写真撮影し、別の護摩木に書き写したり画像を張ったりして、16日の送り火で燃やすそうだ。でもそれは、もう京都市民の単なる気休めのエゴにすぎない。津波をかぶった松の木に、震災を受けた人々が自分の手で書いたメッセージだからこそ、真の弔いと救いになったのに……。
 京都市長から陸前高田市長に「まきの一部を残し15日に京都市役所前で行うイベントで送り火のように燃やしませんか」と打診したが、現地から「予定通りここで燃やす」と返事があったという。たしかに、そんな中途半端な扱いを受けるくらいなら、自分たちの手で心を込めて燃やして昇天させたい。

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