5月23日(木)

 今月のゴーシュの会は「ある恋」「小作調停官」[雨すぎてたそがれとなり]「夜」を読む。

 「小作調停官」は1931年(昭和6年)の昭和東北大飢饉を詠んだ詩で、ひたすら「不気味な緑のままの穂」の風景がつづられている。この飢饉は、各地で“身売り”などの悲劇を生んだ。
そんな大不況が、同年の満州事変の勃発など、日本の軍国化にも拍車をかけたという。
 賢治はどんな思いで、この不作の田んぼを見つめたのだろう。

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.5509 sec.
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31