たしかに土星が昇り、水平線の彼方がしらんできた。しかし、双眼鏡はもちろん望遠鏡でもアイソン彗星の気配は分からない。
無事に近日点通過ができていたらそろそろよく見える時期なんだけど、やっぱり無理そう……。
同じ場所にほかの観測者もいたけれど、彼もとらえることは難しいそうです。
やがて静かに、暁から東雲になり、曙を迎えた。
富士山が朝焼けに染まるころ、観測地を離れ帰宅した。(写真は西側に見えた富士山)
自宅に戻ってきてから、昨晩放送されたNHKの『宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎』をみる。製作に協力した怪鳥さんの名前もクレジットされていた。
怪鳥さんは撮影画像をいろいろ調整していたけど、アイソン彗星らしきものはなかなか見つからないみたい。
『星ナビ』最新号が届いた。表紙には「どうなるアイソン彗星 消滅?分裂?大彗星?」の文字。編集長の「編集後記」の文章が、とってもリアルだわ。