8月 6日(木)

 8時15分、長崎市内に長い長いサイレンが響きわたりました。53年前と同じように今日の長崎も晴れています。原爆落下地点を見学し、ふと脇にあった朝鮮人慰霊碑を見ていると、女性がこの碑に関わった岡まさはる氏について教えてくれました。彼がまとめた記念平和資料館には、朝鮮をはじめアジアで日本が何をしてきたかを克明に伝えています。“被害者”としての日本だけではなく“加害者”でもある日本をあらためて思い知らされます。夕方からは、さだまさしによる「長崎から1998」に参加しました。ル・クプル、加山雄三、そして75歳とは思えない三波春夫らも登場し、夜の9時過ぎまで行われました。「どうか繰り返さないで…」「あなたが永遠に幸せでありますように…」皆が声を合わせて歌い続けます。「あなたの大切な人の笑顔をどうやったら守り続けられるか、一瞬でもいいから考えて下さい」というさだの言葉が印象的でした。

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