6月 9日(水)

 復元した首里城をさらっと見学し、その城壁下にかすかに気配が残る三十二軍司令部壕跡を探しました。首里城近くの金城町の石畳道は道百選にも選ばれている素敵な道です。石畳って好き。その後は、レンタカーを借りて中部に移動開始。嘉数台地(かかずだいち)は沖縄戦の激戦地で、今なお日本軍のトーチカや弾痕が残っている公園です。そしてここからは、普天間基地が見渡せるのです。宜野湾市をドーナツのようにぽっかり穴を開けている飛行場は実に広大です。その基地のかたわらにある佐喜眞美術館には、丸木位利・俊夫妻の描いた大きな「沖縄戦の図」が展示されています。改めて集団自決の悲惨さを感じます。ちょうど長野県上田の無言館の特別展を開催中でした。彼らのように戦争はいくつもの才能と未来を消していったのでしょうね。 昼食のあと嘉手納基地を見学しました。本当にあきれるくらい広い基地です。雨が降り出し、象のオリを見学するときは土砂降り。トリイ基地って、鳥居があるって知ってた?なんで鳥居があるんだろう。チビチリガマは米軍が本土に上陸した場所であり、激しい集団自決のあった壕です。戦後には右翼による破壊もありそれもまた悲しい出来事です。予定の見学場所を見て時間があったので、残波岬へ足を延ばしました。遠くに珊瑚礁の環礁が見えて素敵です。満座ビーチへ移動しようと車を走らせると、大空にとっても美しい虹がかかりました。ホントにきれい! 万座毛ビーチの地平線に夕日が沈みます。

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