4月26日(水)

 やっと配達できます。昨日待たされ坊主になったぶん、リキ入れて回ったらとっても順調にできました。配達日にしては珍しい雨降り。雑誌がぬれるほど激しくならず助かりましたが、やっぱり車内が湿って大変でした。今月号の表紙は調布のレーサー。ユニフォームもキマってカッコイイです。

 4月25日(火)

 『くろすとーく』の発行日で配達の予定でしたが、印刷が遅れて夕方まで雑誌が届きませんでした。時間が妙に空いてしまったので、美容室に行ってパーマとヘアマニキュアをしました。オレンジのカラーはほとんどわかりませんが、髪が陽に反射するとわかるかな。 昨日の雨と雷は激しくてちょっと稲妻にみとれてしまいました。虹を探したけど府中からは見えませんでした。日が暮れちゃったのね。

 4月24日(月)

 というわけで、昨晩やらなくちゃいけなかった原稿書き。順調に進んでいたんだけど、「GWの語源」で筆(キー)が止まってしまった。映画業界がかきいれどきとして使い始めたのは知ってるんだけど、どこの映画会社なのか?どんなエピソードがあるか?詳細がつかめませんでした。どなたか知ってます? ぜひ教えて下さい! 夕飯は届いたばかりの生ウニでした。

 4月23日(日)

 両親が親戚の家に出かけていました。そのせいか?不規則な生活がさらに不規則になり、24時間「寝ているかご飯を食べているか」の生活になってしまいました。どうしてこんなに睡眠を欲しているのかな。たしかに体調も悪いんだけど、そもそも人間こんなに寝られるのか!?(断続的に18時間睡眠)と怪鳥がやや呆れながら「ま、そんな日もあるよねー」の日でした。

 4月22日(土)

 昨日までの雨が上がり、暑いくらいの晴天でした。多摩市でおこなった「さだ歌会」に行き、みんなで思いっきり歌いました。最近リバイバルの「歌声喫茶」のノリ、あるいは高校生の文化祭発表かな。いずれにしてもギターやピアノのアコスティックの響きっていいですね。何より楽器を演奏できる人には、それだけで尊敬しちゃいます。夜はそのままみんなでパーティーをしました。気の合う仲間と楽しくオフするのはいいですね。

 4月21日(金)

 南流石さんのインタビューをまとめました。怪鳥さんが月に1度の通院で出かけている間になんとかガンバってまとめました。明日はNIFTYのさだPATIOで「歌会」というイベントがあります。みんなで楽器を演奏しながら歌うんだけど、予定曲の中に知らない歌があって二人で予習しました。歌手本人だってアルバムに入れてコンサートで1回も歌ったことない歌ってあるんだろうなぁ。

 4月20日(木)

 学校取材の原稿をまとめました。目が疲れるのか肩こりがひどいので、知人にもらったメグスリノキを煎じて飲んでみます。ちょっと酸味があって悪くない味。 先日からずっとFAXの留守電テープが不調でしたが、いよいよ読みとりも悪くなってきました。プリンターのインクもなくなりそうだし、怪鳥さんと事務用品を買い出しに行きました。FAXは物色中。だれかあまってない?ないよね。

 4月19日(水)

 睡眠不足と体調不良(同じかも!?)で生活が乱れています。仕事が山になってるんだけど、自分も布団の中で小山になってしまいます。夜には強い雨が降り出しました。長瀞取材の前にふってくれてたらライン下りもできたかしら。それくらい久しぶりの雨でした。TBS「ニュースの森」森田さんの天気予報のコーナーでタケノコ観察が始まりました。昨年はあまり成長しなかったんだけど今年はどうだろう。雨も降ったし。

 4月18日(火)

 先週末の長瀞から日曜日の取材、昨日の木更津とさすがに疲れました。しかも、GW前進行によりどれもいつもより急ぎの原稿アップです。昼寝をしたらちょっと元気が出てきたけどまだまだ原稿があるなぁ。 今まで平日の午後3時から毎日放送していた「ドクター・クイーン」が火曜深夜に2回分まとめて放送するようになりました。仕事の手が2時間止まってしまうじゃない。

 4月17日(月)

 学校の取材で千葉県君津市まで行きました。武蔵野線と京葉線で移動するだけで2時間半以上かかりさすがに疲れました。早めに取材が終わったので、帰りは木更津駅からバスでアクアラインを通ることにしました。途中海ほたるで降りても800円+1100円であんまり高くないですね。約2年ぶりだったけど前回とちがって昼間だから、技術資料館「うみめがね」や防災設備を紹介した「わくわくランド」が見学できておもしろかった。川崎駅からは南武線を使って帰宅。まさに東京湾一周の旅でした。

 4月16日(日)

 FAS定例会でしたが、私は『天文ガイド』の取材で「毛利衛宇宙飛行士帰国報告会」に行きました。全国から公募で集まった親子たちはみんな目をキラキラさせながら聴き入ってました。私が気に入ったのは、彼がハイビジョンで撮った“地球の青い大気の中に沈む月”。ちょっと想像できない風景でした。 怪鳥さんのお誕生日。6年前の今日、一緒に高遠で満開の桜を見て結婚することを決めました。今年はまだつぼみみたい。

 4月15日(土)

 今年から星空観測会が雨天曇天だと中止になるのですが、さっそく今月から雨降りで中止になってしまいました。福岡から出張中の門田さんが前説の予定だったので、暇になった彼と夕飯を食べに行きました。そのまま3人で新築のFAS仲間の家に遊びに行きました。子供がちょうど寝るところで、私は彼らのおもちゃでひとしきり遊んでしまった。うーん、乳幼児のおもちゃってたまに遊ぶとおもしろい。

 4月14日(金)

 『PC Life』の「伝統文化を継承する」の取材で長瀞に行きました。荒川のライン下り船頭さんの話を聞きましたが、みなさん誇りを持ってはりきってやっていました。どの方もとても凛々しくて素敵でした。長瀞は以前取材に行ったことがあり、やっと念願の桜の季節に行くことができました。読みどおり(^^;ちょうど満開で桜が見頃でした。取材の後はカメラマンと博物館に行ったりロープウェイに乗ったりして長瀞めぐりを楽しみました。

 4月13日(木)

 両親が身延へバス旅行に出かけました。怪鳥さんと二人きりだと食事の時間がいつもとズレます。昼間はとても暖かく外にいると暑いくらいでした。両親も山梨で桃も桜も堪能してきたようです。 原稿が2本仕上がりました。パソコンも直って仕事がはかどって良かった。

 4月12日(水)

 『SKY WATCHER』に掲載するオーロラの写真を焼き増しに出かけました。桜通りをとおると月曜日の雨で桜がずいぶん散っていました。まだ残っているけど葉っぱの緑が見えてきた。プリントが出来上がるまで近くのミニストップで十勝牛乳ソフトを食べました。たまにここでソフトを食べるのが好き。夜はパソコンの調子が悪くて、私も眠くなり早寝しました。パソコンが使えないとホントに仕事がはかどりません。困った。

 4月11日(火)

 日曜日の晩に早寝して月曜朝を早起きしたせいか、月曜夜も早寝して火曜朝に早起きしました。この生活だとテレホーダイが使えないのが困ります。早く府中のケーブルテレビもインターネット使用できるようになるといいなぁ。昔は図書館で資料を見たり本屋で参考になりそうなものを買ったけど、いまはインターネットでほとんど足ります。世の中には奇特な方(笑)が自分の趣味として色々な情報をまとめてくれています。それを見るととても参考になるんだけど、私のページも誰かが「奇特な人が桜やオーロラについて書いてるよ」って思ってるのかな。それでもちょっと嬉しいです。

 4月10日(月)

 怪鳥さんの情報によると、4月6~7日にかけて北海道でオーロラが観測されたそうです。今年はオーロラの発生する範囲が中緯度までさがっているようでびっくりしました。でも光害のせいでふつうは見づらいんだろうなぁ。北海道のオーロラの話題はこんなところこんなところでわかります。 先週から安曇野の原稿を書いています。春の話なんだけど道祖神やわさびのことを紹介していたら自分も安曇野に行きたくなりました。今度は夏の原稿を書くから取材として出かけようかな。

 4月 9日(日)

 ゆっくり起きてあじの開き朝飯を食べて、部屋のお掃除。ここはメンバーが勤務する会社の保養所になっているリゾートマンションですが、海も山も近くて温泉もあってここに来るといつものんびりしちゃいます。昼前にひきあげて午後3時ころ府中に着きました。昨晩のUNO徹夜のせいか眠くなって、早めに布団に入りました。

 4月 8日(土)

 ウグイスの鳴くなか大室山の「さくらの里へ」出かけました。ここで行うFASメンバーのお花見は昨年に続き2度目ですが、今年もちょうど満開でみごとでした。上野や高遠のお花見と比べるとすいていて隣を気にせずのんびりくつろげます。お腹いっぱいになって日向でごろごろして大満足しました。部屋に戻ると温泉にゆっくりつかり、フィンランド以来お気に入りになったサウナにも入りました。夕飯前に空を見上げたら三日月がきれいでした。夜はUNO大会で朝まで盛り上がりました。

 4月 7日(金)

 今晩からFASの仲間と伊東へお花見に出かけるため、夕方怪鳥さんと買い出しに行きました。その途中に寄り道をして国立の桜を見に行ったらとっても混んでいました。金曜日だし天気もいいしお花見日和だもんね。桜通り大学通り矢川通りどれも見事な満開できれいでした。 夜10時ころメンバーが迎えに来てくれて、そのまま稲城市や多摩市のメンバーの家によってピックアップしながら伊東へ向かいました。いつも昼間集合していくと混んでいる道も、夜はすいていてずいぶん速く着きます。

 4月 6日(木)

 増田明美さんのインタビューに行きました。マラソン解説の時のように熱心に話してくれ、帰りには彼女のオフィスの隣にある「代官山小川軒」のお菓子をお土産にくれました。おいし~(^^)! その足で千鳥ヶ淵まで見物に行きました。昨年よりも5日遅かったのにまだつぼみも随分ありました。明るい夕暮れ時からライトアップの18時過ぎまで、刻々と変わる桜の様子を堪能しました。 オーロラ報告のページを作りました。今後も徐々に情報を増やす予定。

 4月 5日(水)

 近所の街灯にFC東京のフラッグが飾られていました。今夜の試合でもジュビロ磐田に3vs2で勝ち、みごと首位に返り咲きました。勢いにのってますね~。 カナダからの帰国途中スーツケースが電車の中で倒れて壊れてしまいました。初めて海外旅行保険を使います。まぁ、旅先のケガや病気で使うことはなかったから良かった良かった。

 4月 4日(火)

 ダンサーで振り付け師の南流石さんをインタビューしました。「真剣勝負で仕事をする」という言葉が印象に残りました。夕方から別の仕事打ち合わせで怪鳥さんと落ち合います。私の方は、オーロラの原稿が雑誌に掲載されることになりました『今月の雪辱戦』(^^; 久しぶりに初台駅を使ったら、オペラシティーが完成していてびっくり。新国立劇場ではTV(ドラマかなCMかな?)撮影が行われていました。この場所はよく使われていますよね。ついでに電車は京王線がいつも使われます。

 4月 3日(月)

 オーロラ旅行の写真を現像に出したり、荷物を片付けたり、洗濯をしたりあわただしかったです。その途中で府中の桜を見て回りました。桜通りは3分咲きくらい、東郷寺のしだれ桜はソメイヨシノより早く咲くので満開でした。近年、桜の花がガクごと落ちるのが気になっています。花びらがひらひら舞うんじゃなくて、ストンと5枚の花びらをつけて落ちてくるのです。TVの気象予報士によると雀が桜のミツを吸うためにつつくようになったせいだそうです。雀界の最近の流行。

 4月 2日(日)

 12時間くらいよーく寝ました。やっぱり、24時間以上前から観測・バス移動・飛行機・市内めぐり・飛行機だったから、さすがに疲れました。途中でこま切れに寝ていても、布団でちゃんと寝ないと疲れがとれないからね。さて、お仕事がいろいろ待っています。

 4月 1日(土)

 ウトウトしながら窓の外を見ると下にアラスカの白い大地が見えました。遥か彼方に富士山型の雲?(実はそれがマッキンリーだったようです)。ハスの葉のような流氷も見えてアラスカの寒そうな広野を想像しました。さすがに観測のまま移動し続けているので、眠くて機内映画の『雨上がる』も半分で寝てしまいました。機内の新聞やニュースでは有珠山の噴火が報道されています。
 日本時間20時45分ようやく成田到着。ピックアップして入国審査を受けたころには21時30分。国分寺駅に着いたのは24時を過ぎていました。ハードスケジュールだったけど、オーロラを安く見る!という目的は充分果たせて満足しました。

 3月31日(金)

 バスの中で6時前に目を覚ますと、東から細い細い月が昇ってきました。広いカナダの広野にクリアーな地平線から月のツノが昇ってくるのはとってもきれいでした。しばらくすると今度は太陽が昇ってきて、月と太陽が東の空で共演していました。8時過ぎにエドモントン空港へ着き10時30分にフライト。空港で待っていると、隣のイスに掛けた地元老人が「どこへいくの?」「何日間いたの?」と話しかけてきました。彼は休みをもらって1カ月フィリピンへ出かけるそうです。私の「Oniy 4days」に比べるとなんと優雅なこと、さすがですね。怪鳥さんが撮ったオーロラ写真を見せてあげると「これは太陽光が凍った湖面に反射して見えるのか?」と質問され、英語で上手に説明してあげることができませんでした。日本語だってむずかしいからなぁ(笑)。バンクーバーに到着すると、なんと帰国便が3時間以上遅れているとのこと。あと5時間どうしよう…ということで怪鳥さんと相談した結果、シャトルバスで市内へ出かけることにしました。
 まさかバンクーバー市内を見学するとは思わなかったし、今回は資金もギリギリでカナダガイドブックを買わなかったので、手がかりがわずかなガイドマップのみ。シャトルバス乗り場で教わった場所で降りるとメインストリートを歩きます。お腹がすいたから屋台のホットドック屋をのぞくと「日本人?」と流暢な日本語で話しかけてきました。話し上手の商売上手な屋台の兄さんのホットドックは味もvery good!でした。やがて港に出ると向こうに白いロッキー山脈が見えてきれいでした。バンクーバー市内は黄色い水仙やピンクの桜が咲き乱れなんとソメイヨシノが満開でした。諏訪より春が早いみたい。街はさすがにカナダの玄関だけあった日本人がいっぱいいます。しっかり着込んでいる観光客や、半袖で元気に歩く地元の人などさまざまな姿が行き交います。ダウンタウンからバスで戻る途中の山手は整った住宅街です。どの家も大きくありませんが、ペンションか喫茶店みたいにしゃれた造りで、庭がきれいに手入れされていて日本のせせこましい住宅街とは大違いです。北欧ともちがう美しさがありました。
 17:50にようやくフライト。窓から空を見ていると東へ向かうのでいつまでも夕暮れが続きます。

 3月30日(木)

 昼まで寝ると、午後からダウンタウンへタクシーで出かけました。せっかくカナダに来たのだからカーリング関連グッズを探したのですがなかなかみつかりません。アイスホッケーはいっぱいあるんですが…。まぁ府中で「相撲道具や柔道ビデオはどこに売ってますか」と聞かれても答えられないもんなぁ(笑)。昨晩撮った怪鳥さんの写真を現像に出すときれいに写っていました。目には見えない赤い部分もしっかり写ってうれしかったです。
 今夜も22時からバスで移動。もう乗ったときから東の空に激しく出現しています。どんどん濃くなって、現地に着くと天頂から手に届きそうなくらい派手にカーテンが下がってきました。南に30度くらいまでみえ、いま自分がオーロラベルトのまっただ中にいることが実感できます。やがて私たちを取り巻くようにオーロラが降り注ぎ、はっきとコロナオーロラであることがわかりました。昨日唯一見られなかったコロナ状だから、これでとうとうすべての希望が叶いました。上空の赤い色もよくわかりとても感動しました。23時から薄雲が広がりクリアーな部分が少なくなって、オーロラも薄くなってしまいましたが、23時30分に再び濃くなります。まもなく大きく出現すると微妙な移動も始まり、今夜もブレークアップ。このまま見ていたかったのですが、どんどん雲が広がり24時には観測ができなくなりました。しばらくたき火に当たりながら、焼きマシュマロを食べたりソーゼージを食べたりして、1時前に小屋へ入りみんなでオーロラ観測成功の乾杯をしました。
 このまま空港へ移動するために、3時にホテルをチェックアウト。長距離バスでエドモントンへ向かいます。寝ていると5時ころ薄明の空に大きなオーロラがカーテン状に下がっていました! こんなに空が明るくて150㎞も南下したのに、まだオーロラが見えるなんてびっくり。最後まで私たちに素敵なショーを見せてくれました。

 3月29日(水)

 今回は夜に体力を残したいことと、資金がないことから(笑)オプショナルツアーには参加しません。お昼ころゆっくり起きてホテルでブランチをとってから、近所へ散策に出かけました。フォートマクマレーは雪がすっかり消えて、ほこりが舞うほど暖かかったです。現地ガイドも「今年は雪解けが早く、地元では半袖の人もいます」言ってました。
 午後からオイルサンドの博物館を見学しました。本当はOPツアーにもあったのですが、偶然にもホテルの真ん前が見学できることが分かり自力で出かけてしまいました。世界一をほこるオイルサンドからどうやって石油を抽出するのか、多くの人々が苦労した歴史と非常に大がかりな道具を使っていることを実感できました。なんと日本語解説ビデオもあって、私たち二人のために上映してくれたのでとてもよくわかりました。部屋に戻るとほこりだらけの体をシャワーでさっぱりさせ、夜に備えて仮眠をとりました。
 今夜はちょっと早く22時から観測に出発。バスの窓から東の空を見ていると、なにやら雲のようなものがわき出しています。「雲? 車内の明かりが反射してるの?」と思っていると、どんどん大きくなって緑色に感じます。「オーロラだ!」と分かるとみんなで感激。現地へ着く15分の間にどんどん大きくなって、バスから降りたときには東の空に立派なオーロラが立ち上がっていました。西に向かって手が伸びるようにどんどん成長し、やがて虹のように太いアーク状オーロラがかかりました。23時ころいったん薄くなり消えちゃうかなと思ったのですが、かすかなまま残り続けます。23時30分過ぎに西に波形のオーロラが見えると、どんどん濃くなって24時には地平線に刺すような立ったオーロラが見えました。まもなく北方向にスポットライトのようなオーロラがいくつか見えたと思うと、アッという間にどれもが濃くなりとうとうつながり、見事なカーテン状のオーロラになりました。カーテンの裾は濃い緑で、カーテンレールの部分は筋が入って赤っぽい感じがします。24時30分には東にずっと見えていたキツネの尾のよな白いオーロラとつながり、間の前を巨大なカーテンが広がりました。特に西側はうねる波やたての筋がはっきりわかるものでした。現地ツアーオーナーに言わせると「オーロラ3」(10段階で1が低い)。1時ころになるとアーク状だったオーロラがいったい薄くなり、やがて東側に濃いスポットが現れ、1分もしないうちにカーテン状になりました。また西のカーテンとつながり先ほどより高い50度くらいのアーク状になりました。1時45分にはバスでホテルへ戻るというのでリトルは荷物の整理をしに小屋へ入りましたが、外にいた怪鳥さんによるとやがてアークが薄くなり高さ70度くらいまで空全体に広がったようです。2時にバスへ向かうと「今オーロラが激しく動いているから見てごらん!」というオーナーの声。急いで庭に戻るとなんと空全体に薄雲がかかったようにオーロラが広がり、東上空では虫がはうようにピクピクと筋が動くのです! とっても不気味で神秘的というより気持ち悪いくらいでした。オーナーが言うところの“おばけオーロラ”は、瞬時に空全体に現れたり消えたりする「オーロラ7」。心残りのままホテルへ移動する時間になり、私と怪鳥さんは徒歩25分かけて暗いところ移動し観測続行。5等までしか見えない空なので色まではわかりませんが、オーロラはそのまま激しくブレークアップし続けます。北からは後光が差すようなオーロラ、西・天頂・東・南に不規則に明滅するお化けオーロラ。やがて4時過ぎに薄明になるとオーロラも薄くなり観測を引き上げました。帰路で南を移動する宇宙ステーションを見て、5時ころホテルに戻りました。枕元のドリームキャッチャーのおかげか、念願のはっきりしたオーロラやカーテン状オーロラ、さらには全天を自在に移動するブレークアップまで見ることができました。本当に満足のいく日でした。

 3月28日(火)

 1カ月前のラップランド旅行で吹雪によってはばまれたオーロラをどうしても見たいと思い、カナダのフォートマクマレーへ出かけました。今回の条件は「晴れる所!」「安い所」(笑)。なんと、たった11万円でカナダへ行けました。
 そのかわりスケージュールは非常にタイトで、15:55成田集合17:55バンクーバーへフライト。9時間ほどで到着すると、1時間後にはすぐエドモントンへフライト。機上から雪に染まった広大なカナディアンロッキーを眺めながら1時間半ほどで到着。現地時間28日13:45。現地ガイドに案内されながら専用バスでフォートマクマレーへ移動すること5時間半。カナダの広大な風景に目を奪われて楽しむのもつかの間、すっかり疲れて眠り込んでいました。ようやく19時過ぎにホテルに到着すると、ウエルカムディナーで町の案内やオーロラの説明などがありました。
 22時30分からさっそくオーロラ観測に出発。バスで15分ほど移動して暗い場所へ行くと、そこは満天の星空! 第一希望の「晴れ」をみごとにクリアーし、北緯56度の高い北極星をみて「高緯度の空」も観賞。沈まないカシオペヤやカペラを眺めて第二希望もOK。あとは「かすかでもオーロラを見る」という希望。現地ツアー会社オーナーから「原住民に伝わるオーロラの呼び方」を教わりみんなで挑戦しました。手と手を合わせて指先を中に折って爪と爪をすりあわせながら口笛を吹く。何度かオーロラをよんであきらめかけた24時、「オーロラが出てるよ!」というオーナーの声に北の空を見るとかすかに緑の雲のようなものが! 「わ~」と喜んで見つめたのもつかの間、すぐにかすんで消えてしまいました。その後1時過ぎまでねばりましたが、とうとうオーロラは現れずホテルへ戻りました。とりあえず私たちは第3希望が叶って、この日は満足しました。リトルと怪鳥はホテル周辺でも空を見ようと裏庭に出て観察し続けました。さきほどの射撃場とはちがって4等までしか見えませんが、それでもカナダ上空を通過する-3等のイリジウムを観測して、今日は第4希望までかないました。
 こうして、長い長い第一日目は終わります。原住民に伝わる「ドリームキャッチャー」を枕元に飾って寝ました。これは悪い夢を捕まえて良い夢だけを運んでくれるお守りで、明日からの「派手なオーロラを見たい!」を叶えてくれるかな。

 3月27日(月)

 TAMA市民塾の広報誌『たまずさ』の仕上げをしました。半年に一度ボランティアで発行しているこの冊子もみんなの役に立つといいな。インタビューの以来相手を探しているのですがこれがけっこう大変です。やっと決まったのは、振り付け師でダンサーの南流石さんです。彼女のアクティブなダンスは目を引きますよね。

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