怪鳥さんが「部分日食の見えるギリギリの所へ出かけよう」と言うので、昼から車で出発。
怪鳥さん調べによると、「計算上ギリギリになる関東平らは西側に山があって日食の前に沈んでしまうから、伊豆半島か房総半島なら見えそうだ」ということで、土地勘のある伊豆で観ることにした。
午後3時ころ伊豆スカイラインの駐車場に到着。空は澄んで、西はもちろん東の三浦半島も、その奥の房総半島もきれいによく見えた。手前の真鶴半島は、大潮で三ツ石までの道筋がその名の通り鶴の首のように見えきれいだった。
怪鳥さんは冷たい強風の中、いろいろな機材を並べて準備万端。予定の4時48分を待つのみとなった。
予定時刻になり私も望遠鏡で見ていたら、西に傾いた太陽の右端がわずかに欠けているのがよく分かった。
このまま10分ほど観ていよう!と思ったら、まもなく雲が現れ隠れてしまった。
「残念」と思ってしばらく眺めていたら、その下から再び姿を現した!
真っ赤なゆがんだ太陽に、「月の食い込み」と「雲の覆い」とで、ちょっと複雑な形のまま沈んでいった。
さようなら、日食の太陽。なかなか面白かったよ。
金環になったモルジブとか中国とかでは、どんな感じだったかな?
熱海に降りてから、怪鳥さんが撮影した画像を
速報版としてアップ。
途中でパソコンのバッテリーが少なくなったり、必要な道具がなかったりして苦労していたけど、なんとか無事に公開できた。
おつかれさま>怪鳥
そして私は、寒い中の観測&長距離運転で、けっこう疲れた。
それにしても、“日食”とはどんなときにも「天候」と「時間」にハラハラさせられるわっ。
写真は、部分日食の太陽が沈んだ夕焼けをバックに並んだ、機材と我々二人(笑)。